バスジャック対策について         

1.バスジャック事件の発生

  平成12年5月には、西鉄バスで1名が死亡、3名が負傷するバスジャック事件が発生。
  また、13年1月には京都市営バスでもカッターナイフを持った犯人によるバスジャック
  事件が発生しています。

2.バスジャック対策の検討

  西鉄のバスジャック事件を契機に(社)日本バス協会では「バスジャック検討会議」を
  設置して対応等を検討し、バスジャックが発生した場合に運転者がとらなければなら
  ない行動の統一マニュアルや車外への緊急連絡するたための整備などについて決
  定しました。

3.発生時の運転者の行動原則

  
(1)「○乗客の安全確保を最優先する。○運行の安全確保に最善をつくす。」ことを行
     動の基本とします。

  (2)車外の事件発生を知らせるため、「非常点滅表示灯(ハザードランプ)」の点灯を
     続け、「パッシング」を繰り返します。
     また、防犯灯等の緊急連絡装置があるバスでは、これを作動させます。

4.緊急連絡用設備の整備

  
○高速バスを中心に次のような設備の整備を進めており、すでに相当数のバスで運用
    が始まっています。

  @ 防犯灯ーバスの後部で、青色または赤色の灯火が点滅する。

  A 非常点滅表示灯の点滅回数の増加ー通常の毎分60回〜120回の点滅を毎分
    160〜180回に増加する。

  B 非常事態発生の表示ー行先表示幕等に「SOS」「緊急事態発生」等の表示とする。

  C その他GPSを利用した緊急通報システムや緊急通報携帯電話の整備

   ○緊急連絡手段の整備状況は次のとおり。(平成20年3月末現在)

    ・調査対象:乗合専業、貸切専業の全事業者及び貸切専業のうち10両以上保有事業者

    ・回答事業者数

  業 種 別 乗合専業 乗合・貸切専業 貸切専業 合     計
  事業者数     86    606    933     1,625事業者
           (単位:台)
車両業種別  高速(空港線含む) 乗合(高速除く) 貸切 合  計
車  両  数    7,378  54,270   24,252  85,900
@防犯灯    2,623   6,634    1,682  10,939
A非常点滅灯の点滅回数増加    1,611    2,460    1,592    5,663
B非常事態発生の表示「SOS」等    3,793  24,045      653  28,491
CGPSによる位置情報、緊急通報    3,779   9,211    1,321  14,311
D携帯電話・無線等の緊急通報    5,686  25,777   17,479  48,942
Eその他      773   3,309      520   4,602
   整備車両数    7,378  39,247   16,443  63,068
   整  備  率   100.0%   72.3%   67.8%   73.4%

※1車両に複数の連絡手段を整備している場合には、それぞれ手段毎に計上。
(複数の手段を講じている車両については、手段の数にかかわらず1両と数える。)
  

5.ドライバーや走行中の皆様へのお願い

ハザードランプを点灯し続けたり、パッシングを繰り返したり、あるいは、何となく不思議に思
える行動をしているバスの中では、悲惨なバスジャック事件が起こっているかもしれません。

そんなバスを見かけたら
・バス会社の名前 ・車両番号 ・走行場所や方向、時間
・どんな行動をしているか等を直ちに110番通報お願い致します。