バスの利用

貸切(観光)バスについて

日本の貸切(観光)バス会社

日本バス協会には、全国で2,280者の貸切バス会社が加盟し、34,216台の貸切バスを保有しています。(令和4年8月現在)

一般的に観光バスと言われている貸切バスは、修学旅行や遠足等の学校行事の輸送や職場旅行等の団体旅行、スポーツやコンサートの観客輸送など、多岐にわたって活躍しています。また、貸切バスはよく目にする4列シートの車両だけでなく、3列シート・トイレ付きの高級バスや2階建てバス等、車両のバリエーションも様々です。

このように貸切バス会社は様々なお客様のニーズに対応するべく、企業努力を続けています。それと同時に、お客様が安心して旅行を楽しんでもらえるよう、安全・安心のための対策を常に徹底しています。現在、貸切バスはドライブレコーダーの装備が義務付けられ、デジタルレコーダー等のICTを活用した運行管理も進んでおり、そういった機器を活用した運転者教育が行われています。

日本バス協会加盟の貸切バス会社には「NBA」(日本バス協会の略)ステッカーが貼ってありますので、それを目印に安全・安心な貸切バスを選んでいただきますようお願いします。(→「NBA認証マーク」についてはこちら

また、日本バス協会では「貸切バス事業者安全性評価認定制度」という先進的な安全対策を評価する認定制度を行っています。「セーフティーバスマーク」が目印ですので、併せて貸切バスを選ぶ際には注目してください。(→「貸切バス事業者安全性評価認定制度」についてはこちら

貸切(観光)バスのお申し込み

ご予約はお早めに

ご予約、お問合わせは、お気軽に電話で個々のバス会社にご連絡下さい。なお、旅行会社でも申し込みができます。

日曜・祝日より平日のご利用を

貸切バスの台数には限りがあり、地域によっては日曜・祝日は予約でふさがっている場合があります。また、道路も混雑していて時間がかかり、コースが制約され遅れることが多いので、できるだけ平日のご利用をおすすめいたします。

快適な旅行はシーズンオフに

春・秋の旅行シーズンは、貸切バスが大変混み合うと同時に観光地も混雑します。
シーズンオフは、道路も旅館も比較的空いており、ゆっくりくつろいだ旅行が楽しめます。

お申し込みから実施までのフロー

お申し込みフロー図
お申し込みフロー図

【お願い】個々の事業者への契約、サービス関係などの苦情等については、直接契約会社(エージェントを含む)へお問い合わせ下さい。
【注 意】契約後、お客様のご都合による解約は、配車日の14日前から違約料が発生します。詳しくは各貸切バス会社へお問い合わせください

貸切バスの運賃と料金

概要

貸切バスの運賃及び料金は、ご利用される方々の安全に関わる費用(安全コスト)を適切に反映したものとなっており、貸切バス事業者は運輸局に届け出をしています。貸切バス事業者は安全コストが適切に反映された運賃及び料金を収受することにより、安全・安心な運送サービスを提供することができます。貸切バスをご利用される場合は、届け出た運賃及び料金により契約をして下さい。

注:運賃及び料金は、直接、貸切バス事業者へお問い合わせ下さい。

運賃

運行開始(出庫)から運行終了(帰庫)までの走行距離に、1キロあたりの運賃を乗じた「キロ制運賃」と、運行開始から運行終了までの時間に運行前、運行後に行う点検・点呼等に要する時間(2時間)を加えた時間に、時間あたりの運賃を乗じた「時間制運賃」とを合計した額が運賃となります。

料金

  1. ①深夜早割運行料金
    22時以降翌朝5時までの間に点呼点検時間、走行時間(回送時間を含む)が含まれた場合、含まれた時間に係る1時間あたりの運賃及び交替運転者配置料金の1時間あたりの料金については、2割の割増を適用します。
  2. ②特殊車両割増料金
    次の条件を有する車両については、設備や購入価格等を勘案した割増率を適用することができます。
     ①標準的な装備を超える特殊な設備を有する車両。
     ②当該車両購入価格を座席定員で除した単価が、標準的な車両購入価格を標準的な座席定員で除した単価より70%以上高額である車両。
  3. ③交替運転者配置料金
    法令により交替運転者の配置が義務付けられる場合、その他、交替運転者の配置について運送申込者と合意した場合には、届け出た交替運転者配置料金の下限額以上で計算した額を適用します。  なお、交替運転者が交替地点まで車両に同乗しない場合であっても、同乗したものとして料金を適用するものとします。
※運賃・料金は季節、曜日によって変動することがありますので、直接、事業者にお問い合わせ下さい。
※ガイド料、有料道路料、航送料、駐車料、乗務員宿泊料、その他特別な負担がある場合には、その実費は旅客の負担になります。
※運賃・料金の総額には別途消費税がかかります。

観光バスの運賃の割引

公共割引

  1. 身体障害者福祉法、知的障害者福祉法及び児童福祉法の適用を受ける者の団体については3割引になります。
  2. 学校教育法による学校(大学及び高等専門学校を除く)に通学又は通園する者の団体については2割引になります。

営業割引

営業割引については、個々に設定している事業者がありますので、直接お尋ね下さい。

【お願い】個々の事業者への契約、サービス関係などの苦情等については、直接契約会社(エージェントを含む)へお問い合わせ下さい。
【注  意】契約後、お客様都合により解約をする場合は、配車日の14日前から違約料が発生します。詳しくは各貸切バス会社へお問い合わせください。

高速バスについて

高速バスは、東京オリンピックが開催された昭和39年に最初の路線が開設されて以来、高速道路網の整備とともに発展を重ね、現在では、系統数で5,000系統を超えるまでに至っています。

特に都市間中距離輸送を担う300キロ未満の昼行系統が伸びており、一般の乗合バスと同様、通勤や買い物等、利用者の日常生活に必要不可欠な移動手段とて定着しています。

ご利用にあたって

  • 乗車券の予約・購入方法は、高速バスを運行している会社・路線ごとに取扱いが異なっています。詳細な購入方法は、各運行会社にお問い合わせください。
  • 主な旅行会社でも、乗車券を取り扱っている路線とそうでない路線が運行会社ごとで異なりますので、事前にお問い合わせください。
  • 運賃については、大人・小児・幼児・乳児に区分されますが、各運行会社によって異なります。また、運行会社によっては、往復割引、回数券割引、身体障害者割引など各種割引を設定している場合がありますので、事前にお問い合わせください。

定期観光バスについて

定期観光バスは、各地の魅力ある史跡や景勝地を選りすぐり、コースを設定しています。コースや道順の設定といった煩わしさを感じることなく、個人でも気軽にバス旅行を体験することができます。

定期観光バスの魅力

  • 初めての土地ではだれもが不安を感じると思います。観光地等をもれなく巡ってくれる定期観光バスはお一人でもグループでも便利で安心です。
  • 魅力的な観光地等、お目当てのスポットもバスガイドが楽しく案内してくれます。
  • 定期観光バスは乗り継ぎの煩わしさがありません。観光地では荷物を持たずに身軽になれるのも定期観光バスならではのメリットです。
  • 団体でも定期観光バスを利用可能で、団体割引もあるので大変リーズナブルです。
  • 定期観光バスの中には、2階建てバス等の魅力あるバスもあり、車窓からワイドにひろがる景勝地や名所を満喫できます。

空港アクセスバスについて

近年、航空機の利用者数が伸びる傾向にあります。これに歩調を合わせるように空港へのアクセスの面でも需要が伸びています。鉄道、タクシー、マイカー…と、さまざまな手段がある中で、空港アクセスバスが注目されています。空港アクセスバスには、重い荷物を持って乗り換えしなくてよいといったメリットがあります。デメリットとしては、所要時間の不確実性が挙げられますが、最近では高速道路の整備などで定時性が改善されつつあり、バスは追い風を受けています。

空港アクセスバスの魅力

  • 大きな荷物を持って駅の階段を上り下りすることもありません。大きな旅行用かばんはトランクルームに収容すれば、空港アクセスバスが運んでくれます。
  • 空港アクセスバスの座席は快適にくつろげる広い座席を使用しています。空港、ホテルまで、リクライニングシートとゆとりあるフットスペースにより、快適な車内で心身ともにリラックスできます。注)正座席が満席の場合は、補助席をご利用いただきますので予めご了承ください。なお、その場合であっても運賃は同一です。

ご利用にあたって

  • 予約制の空港アクセスバスもございますので、乗車方法・乗車券の購入方法等についてはご利用前に予め運行会社にご確認ください。
  • 道路事情により、遅れる場合もございますので、余裕をみてご利用ください。
  • 時刻表は変更される場合もございますので、ご利用される前に確認してください。
  • 高速道路を走行するバスでは、お客様の安全のため、立ってご乗車することができません。座席定員制ですので予めご了承ください。
  • 遅延等で発生した損害については、運行会社及び当協会では、その責は一切負いかねますので予めご了承ください。
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